独立薬剤師を目指すには‼~開業法①~
薬剤師が自分の店を持つ!自宅の購入や高級車を買う位の高揚感がありますよね。
しかし勤務薬剤師は今までの薬局業務で確実に患者さんが来て保険から収入が入る事が「当たり前」と考え、誰でも成功すると考えている方が大変多いかと思います。しかし!都市部では薬局も飽和状態です。新規開店や事業継承しても上手くいかない方も実はそこそこ存在しています(求人の応募履歴書でも見受けられます)。
また業者を全てを信じてカモにされる、騙されるパターンも実際おります。
独立・開業するパターンは多種に渡っています。私が体験した、相談された、聞いた話をご紹介します。
①事業承継会社からの斡旋
オーソドックスな手法ですが、最近は営業権・手数料共に大変高騰化しています。特に手数料は2年位前だと500万以下も結構ありましたが、殆ど見かけなくなりました。
また地域によって希望する競合の数が物凄く増える事があります(私のエリア神奈川だと川崎、横浜など)。
理由は①純粋に独立希望者が多い、②積極展開する中小法人が東京に本社を持っていてもチェーン展開可能、と見ているそうです。私も事業承継会社のノンネームの物件について開示申請を行い検討しましたが、見送る為に担当者へ電話をした際にも、あ~全然大丈夫です!(いっぱいお問合わせを頂いてますから♪)とお応え頂けました(ありがたいやら寂しいやら)
また事業継承会社は大手から中小含めて大変多く見つかります。私もいくつかと連絡していますが、薬局の近くの店舗を独立薬剤師が継承したケースなど全く把握していない事もありました。どれ位あるのでしょうかね。
②新規開業Drとセットで店舗開店
MRに多いパターンです。ただ最近は都市部だと開業する場所も限られてきたり昔に比べて病院の医師とMRの関係性も希薄化して来て減ってきたイメージです。最近は新規モールの立上げで新規開業が主流かもしれません(逆に開業Drから友人の医師が開業するけど薬局やらない?というパターンもありますが)。
③中小規模チェーンに多いオーナー引退による各店舗の関係者(管理薬剤師)への売却
これはオーナーから信頼含めて評価されており手数料なし、売却価格も市場価格よりも安いなど条件も大変よくなる傾向です。なにより自分が管理薬剤師をしている店舗なので、全て把握しての開業パターンの中ではストレスがかなり低い案件ですよね。
次回はちょっと亜流の独立パターンをご紹介します。